豊滝 除雪ステーションでの朝を迎えて

豊滝の除雪ステーションでの朝を迎えました。朝6時1分です。昨夜はキャンピングカーも含めて多数の車が車中泊していましたが、すでに数台を残すのみで、後の方々はお出かけしたようです。さすが、車中泊ベテランは行動が無駄なくて素早いですね。この場所は清掃の行き届いた24時間トイレもあり、大変過ごしやすかったです。また、この場所で車中泊された方々のマナーも良く、ごみの放置なども一切ありませんでした。気温は21.6度、空模様も良い感じで、大変過ごしやすい一日になりそうです。♬

不注意から絶体絶命のピンチに陥りました。

落とし物をした看板付近
落とし物をした看板付近

朝食を食べるため、滝川除雪ステーションを出る直前に、入り口の看板を写真に収めました。そしてナビに「小樽」と入力して、その指示で、すぐに車を出して、国道230号線を札幌市内に走り出しました。そして、豊平川を渡って札幌市内を市電が走る石山通りと交差するところで左折して、札幌市交通局 電車事業所の建物のある所を右折して、道道453号線に入ります。あとは道なりで小樽、そして積丹半島をぐるっと回って一路、目的つの函館です。新幹線の時間にも余裕をもって旅を楽しみことができる予定でした。札幌市交通局には早朝と言うこともあり、多くの市電が待機していました。

 しかし、その写真を撮るときのことです。車にカメラを入れたリュックサックがないことに気が付きました。さーっと私の血の気が引きました。そのリュックには、カメラだけでなく、財布、新幹線の切符が入っていました。私は東京に帰ることもできず、かつ無一文になりました。財布に入っていた現金とカードについても心配でした。そして、レンタカーは今日が返却日、そして東京では明日から変更することにできない重要な仕事が控えていました。私は、すぐに、滝川除雪ステーションに車を走らせました。黒いリュックはこの滝川除雪ステーションの看板をとるとき、最後に持っているのを記憶していました。しかし、看板のところには何もありませんでした。私は施設の隅から隅まで歩きました。そして唯一、車に置いていた携帯電話で、警察に電話しました。しかし、早朝の事で、当然、落し物の届け出はありません。私の心の中は不安な気持ちでいっぱいでした。そうして、この状況で最善な行動を必死で考えていました。

 そのような時、携帯電話がなりました。北海道の警察からでした。黒のリュックサックを施設の人が拾っていて、私を探しに施設の外の駐車場に出てくるとのことでした。しばらくすると、除雪ステーションの施設から係の人が歩いてきました。その人の手には黒いリュックサックがありました。私は車を飛び出し、その人のところに走っていきました。その人は道路整備の関係の人で、この除雪ステーションに仲間の人と車で来たところ、入り口の看板付近で黒のリュックサックを見つけ、警察に届けようと拾ったそうです。しかし、リュックサックの中を確認すると、財布と本日の新幹線の切符を見て、落とし主が非常に困っているだろうと警察に連絡すると、落とし主が付近で探していると教えられたそうです。それで外の様子を見に来られたそうでした。わたしは本当に感動して、感謝をしました。今回の北海道一周車中泊の旅で一番、印象に残っているのはこの時の経験です。北海道の人に感謝します。

余市・積丹半島観光、そして帰路(レンタカー返却)まで

余市駅前到着

余市駅に到着
余市駅に到着

本来の計画はゆっくりと小樽観光、そして余市観光でしたが、午前9時52分です。計画では7時前にはついているはずでしたから、約3時間遅れです。本日は新幹線の乗車時間が決まっています。決して事故や事件は避けなければならないので心残りですが、形通りの観光しかできませんでした。

NHK朝ドラで2014年9月から2015年3月まで放映された「マッサン」の工場

「マッサン」の蒸留所 ニッカウヰスキー
「マッサン」の蒸留所 ニッカウヰスキー

余市駅に寄ったついでに、すぐそばにあるニッカウヰスキーにも寄りました。滞在時間に余裕がないことだけが悔やまれます。

余市宇宙記念館見学

余市宇宙記念館見学
余市宇宙記念館見学

余市にあるニッカウヰスキーの蒸留所から近くにある余市宇宙記念館にも立ち寄りました。ここで朝食にありつくことできました。スペースシャトルの模型もありました。

赤松街道に到着、レンタカーを返却します。

午後4時18分、レンタカー屋さんがある亀田郡七飯のある赤松街道に到着しました。道路沿いの赤松には何やら由緒があるそうです。はー疲れました。でも、心から感動をいただきました。それは北海道の自然と、それと温かい北海道の人の心です。一部、走り屋?暴走族に囲まれた恐怖もありましたが、結局、北海道に来てよかったです。さあ、車を返しに行きます。気温は20.6度、非常に過ごしやすいですね。

少し時間がありましたので、北海道にいる時間もあとわずかなので、この付近にある地域の温泉に入りました。

JR新函館北斗駅に到着

JR新函館北斗駅到着
JR新函館北斗駅到着

 午後5時21分、気温19.8度、レンタカー屋さんの車で、駅まで送ってもらいました。時間に余裕があるというのはうれしいですね。朝のリュックサックを落とした時のことを思い出すたびに、問題がないこと、東京に帰れること、事故にあわなかったこと、それだけでうれしいですね。また、天候にも祝され、ずーっと晴天だったこともうれしいです。

JR新函館北斗駅構内の掲示板
JR新函館北斗駅構内の掲示板
JR新函館北斗駅構内のホーム
JR新函館北斗駅構内のホーム

 午後5時40分、JR函館北斗駅構内に入りました。駅の表示には乗車予定の「18:36 東京行き ハヤブサ38号」とあります。まだ、1時間余裕があります。朝からいろいろありましたが、終わり良ければ総て良しですね。では皆様も、北海道は最高なので、その豊かな自然と温かい北海道民の方々、そしてアイヌの人々との交流でその文化についても触れてみませんか。